小籠包は点心の中でも人気が高い料理です。
小籠包が好きで中華料理店に訪れる人も多いくらいで、小籠包を名物にする中華料理店や食べ放題のお店なども街で見受けられます。
そんな人気の高い小籠包について紹介をしたいと思います。
小籠包とは?
小籠包とは、豚のひき肉を皮で包んで、蒸篭で蒸した包子(まんじゅう)のことを言います。小籠包の特徴はなんと言っても、噛んだ時に熱々の汁気が溢れることで、その汁気がやみつきだという方も少なくないと思います。
小籠包の起源は、上海市嘉定県南翔鎮の菓子店である古猗園が売り出した南翔大肉饅頭だと言われています。人気商品であったため、同業者からたちまち真似をされました。そこで、具を大きくしたり、皮を薄くしたりなど技術的に簡単に真似をできない工夫をした古猗園南翔小籠を販売し、たちまち人気になり、現在までの小籠包になっているとされています。
ただし、小籠包は上海だけで食べられているわけではありませんので、汁あり担々麺と同様に諸説あります。台湾、香港などでも広く食べられている一般的な料理です。中国では江蘇省無錫市の小籠包が上海と並んで有名で、無錫小籠包は無錫の名物料理となっています。
頤和園の小籠包のご紹介
本場上海の小籠包の基本に乗っ取った小籠包をご提供しております。
熱々の汁が詰まった小籠包をお楽しみください。
小籠包は各店の点心メニューもしくは飲茶メニューでご注文いただけます。
小籠包の美味しい食べ方とは?
1.小籠包は、内部のスープを味わうことに醍醐味があります。熱々の小籠包をそのまま口にすると運が悪いと口の中をやけどしてしまいます。
2.一般的な小籠包の食べ方は、れんげに乗せて、お箸で穴を開けてスープを染み出させてから味わいます。
3.また、味付けはそれぞれお好きなように食べることが一番だと思いますが、中国料理の肉料理では中国黒酢をつけて食べるのが一般的です。きざみ生姜を添えて食べると絶品です。
頤和園が提供している小籠包とは?
頤和園京橋店が提供する乳酪小籠包(チーズ入り小籠包)
小籠包のあんの中に「クリームチーズ」を入れます。蒸しあげることにより熱々のスープとチーズが程よく溶けより一層濃厚な味わいになります。
通常皮は「強の粉」「薄力粉」「もち粉」のみで作りますが、チーズとの相性が良いので当店では「ターメリック」を皮に混ぜてお出ししております。
頤和園霞ヶ関店が提供しているトリュフ入り小籠包、松茸小籠包、上海蟹小籠包(秋の期間限定)
トリュフ入り小籠包は、小籠包の餡にトリュフのみじん切りを入れます。蒸したのち、上がりに自家製のトリュフオイル少したらし、蓋を開けた時の香りをより一層感じれる工夫をしています。トリュフの香りを邪魔しないように黒酢をつけずにお召し上がりください。
松茸小籠包は、小籠包の餡に松茸のみじん切りを入れます。蒸したのち、スライスした松茸を乗せて更に少し蒸して香りをたたせて提供しております。
上海蟹小籠包は、小籠包の餡に、上海蟹の雄の身と、雌の卵と味噌を混ぜます。皮には裏ごしした南瓜を少しいれ、黄色くします。上海蟹の黄色のイメージで仕上げます。
参考:上海蟹とは?上海蟹の美味しい食べ方とは?
贅沢な小籠包はコース料理で提供されています。時期によって、提供の有無がございますので、詳しくは各店のコースメニューをご確認ください。
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