秋と言えば食欲の秋です。松茸、秋刀魚、野菜や果物などが美味しく感じる季節ですが、中国料理でも同じように秋の季節に美味しいものが目白押しです。
上海蟹
中華料理での蟹と言えば、上海蟹と思わず口にしてしまうほど、私たちの食卓には近くはないですが、知名度が高い食材です。卵いっぱいのメスが10月、ねっとりとした食感のオスが11月に旬を迎えます。
食べ方は、一般的にはそのまま蒸す姿蒸しの食べ方が一般的ですが、紹興酒に生きたまま一週間漬け込んだ「酔っ払い蟹(酔蟹)」や小籠包の中に入れる食べ方など様々な食べ方があります。
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松茸
松茸は、中国では積極的に食べられるということはありません。ただし、日本の中華料理店では積極的に使われている傾向があります。例えば、スープや小龍包に入れたり、炒め物の中に入れたりとアレンジは様々です。
頤和園でも秋の時期になりますと、松茸が入ったコース料理をご用意しております。例えば、霞ヶ関店の場合は松茸とフカヒレの薬膳風蒸しスープ を提供しております。
食材を重視した総料理長特別コース 6,000円
- 季節のオードブル6種銘々盛り
- 松茸とフカヒレの薬膳風蒸しスープ
- 本日の焼き物2種
- 海老の唐辛子甘酢炒め
- 北京ダック クレープ包み
- メローほほ肉の蒸篭蒸し 香港醤油仕立て
- 名物!担々麺 又は 黄ニラとキノコの塩スープそば
- 杏仁豆腐と焼き菓子
ちなみに、メローとは、銀むつのことです。
日本の松茸は、近隣諸国からほとんど輸入しています。中国の松茸は、四川省や雲南省から輸入しており、日本との違いは、日本の松茸はアカマツが宿主なのに対して、中国の場合はブナ類を宿主にしています。
秋刀魚
世界的な日本食のブームにより、そこまで食べられていなかった秋刀魚が食べられるようになりました。これは、最近の日本の秋刀魚の不漁や価格の高騰に影響していることでもあります。
中国の場合は、日本のように塩焼きで食べるということはせずに、馴染みのあるスパイシーな味付けをすることの方が圧倒的に多いです。
頤和園でもコース料理に旬の秋刀魚の料理が組み込まれております。
【溜池山王店】3時間飲み放題付 フカヒレ・名物坦々麺等全8品 平日限定 7,000円(税抜)
- 本日のオードブル四種銘々盛り合わせ
- 特選香港的焼物二種 サラダを添えて
- フカヒレ入り薬膳壺蒸しスープ
- 牛ホホ肉の麻辣味の柔らか煮込み
- 旬サンマの香港的蒸し物 葱風味
- 上海的小籠包
- 頤和園名物!担々麺 又は アワビソース焼きそば
- おすすめデザート
【霞ヶ関店】【土日祝日限定!】 フカヒレスープ 北京ダック 名物担々麺入り3000コース(税抜)
- 秋のオードブル4種盛り
- キノコ3種入りフカヒレスープ
- 豚トロと栗のオイスターソース炒め
- 北京ダック クレープ包み
- 秋刀魚の台湾風唐揚げ 特製ソース掛け
- 点心 海老蒸し餃子
- 名物!担々麺
- とろける杏仁豆腐
根菜類
日本の食欲の秋と言えば、秋刀魚や松茸などが思い浮かべられるところですが、中国の場合は、上海蟹を筆頭とした根菜類が思い浮かべられます。大根、山芋、冬瓜、蓮根などが挙げられます。
中国では食べごろの意味だけで旬を捉えておらず、健康のために決まった食材を季節ごとに取り入れる習慣があります。この考え方は、医食同源の重要な理論である四気五味に基づくものです。
四気:体を温める熱性と温性 体を冷やす寒性と涼性
五味:「酸(酸っぱい)」 「甜(甘い)」 「苦(苦い)」 「辣(辛い)」 「鹹(塩辛い)」
これらの分類の食材をバランスよく組み込むことで、健康的な食事をとることが基本となっています。
まとめ
秋は肌寒くなることから体は体温を維持しようとするため、食欲が増します。
食欲の秋というとどうしても暴飲暴食気味になってしまいますが、数多くの食材が楽しめる秋であるからこそ、様々な食材を様々なスタイルでいただきたいところです。
頤和園でも秋の季節には、上海蟹をはじめとする旬の食材を使ったコース料理をご提供しております。是非、会社の同僚との宴会や週末の家族との会食にご利用ください。