頤和園の場合、担々麺や麻婆豆腐などの影に隠れてしまいがちですが、焼売をはじめとする点心にも力を入れています。中国から招致をした点心師が一つ一つ丁寧に作った点心は、変わった工夫は一切行わず基本に忠実ですが、その時その時の旬の素材でアクセントが加えられており、噛んだ時に、その肉厚感がよくわかるようになっています。
普通、焼売を食べた時に焼売を食べた気になりますが、頤和園の焼売は、肉焼売であれば肉を食べた、エビシュウマイであれば、エビを食べた気持ちになります。
さて、焼売ですが、ほとんどの方が、学生時代の給食やお弁当でお世話になっていると思います。日本のお弁当の定番のおかずの定番となっているのが焼売です。
焼売とは?
焼売は点心の一つであり、内モンゴル自治区が発祥とされています。
中国料理の場合、広大な土地のため、どこかの地方の料理であることが多いですが、焼売は中国全土に普及しています。呼び方が若干異なり、広東語では、シウマイと呼びますが、北京語ではシャオマイと呼びます。
北京風の焼売は、皮が大きく、中身にもち米が入っていることが多いのに対して、上海の焼売は、日本でよく見かける形をしていることが多いです。
日本の焼売は、豚肉と玉ねぎを具としていることが多いのが特徴です。最近は見かけることが激減していますが、グリーンピースがのった焼売は、学校給食において、焼売をいちごのショートケーキにみたてるためにのせたのが始まりとされています。
中国では肉には酢をつける傾向があり、鎮江香酢などの香醋が使われますが、洋からしや醤油など好きな調味料をそれぞれのさじ加減でつけて味わうのが一番だと思います。
具の種類からみる焼売
点心全般で言えることなのですが、焼売は中身に好きなものを詰めることで、独自の焼売として発展しています。
肉焼売
もっともオーソドックスで、日本の焼売の代表格でもあります。博多駅前店の焼売定食は、薩摩黒豚をふんだんに使っており、780円で8個付いているコスパがいいです。
海老焼売
海老焼売も冷凍食品があるため、昔からお弁当の定番のおかずです。ぷりっぷりの食感が肉焼売よりも好きだという女性が多いようです。頤和園の海老焼売は、黄色い皮に包まれており、定食では肉焼売と一緒に登場します。レギュラーではなく、週替わり定食として提供されていますので、頤和園の最新情報でランチの情報をご確認ください。
蟹焼売
海老があれば当然蟹もあります。海老焼売ほど身近な存在ではありませんが、冷凍食品も豊富です。
駅弁があるのか調べてみると、八戸の吉田屋さんの海鮮焼売弁当に、ホタテ、海老、蟹が2個ずつ入っているそうです。(ただし、2019年現在は、ホームページなどから情報を探すことができないことから、現在販売しているのかはわかりません。)
https://twitter.com/kyounoekiben/status/641239903024496640
頤和園の場合は、夜のコースとして、霞ヶ関店などで、蟹爪焼売メニューを提供していることがあります。詳しくは、頤和園霞ヶ関店のコースメニューでご確認ください。
いか焼売
佐賀県発祥の焼売で、特産のいかを使った焼売にしたことで、人気になり、全国に広がった焼売です。いか焼売は普段食べているような形ではなく、特徴的な形をしております。いかの旨味が凝縮したいか焼売の旨味は、酒の肴として最適です。
頤和園では、溜池山王店のコースメニュー含まれているものもございます。
足利シュウマイ
足利市のご当地グルメに足利シュウマイというものがあります。肉が入っておらず、焼売の皮に、玉ねぎと片栗粉で作った具を詰めて作ります。
まとめ
餃子もそうなのですが、焼売も各地の創意工夫で発展している傾向があります。
セイロで蒸した熱々の焼売を頬張りつつ食べるご飯は最高です。
焼売好きにおすすめのランチとディナーとは?
女性に大人気の天神店(福岡)の週替わりおかゆ定食は女性に大人気で、店舗では3番手の人気メニューです。点心が3種付いて、780円とリーズナブルです。その週のおかゆは、【頤和園天神店】ランチメニューでご確認が可能です。
天神店のページはこちら
焼売定食ですが、京橋店と溜池山王店では、週替わりランチとして度々登場します。霞ヶ関店のみ定番でお出ししております。具が詰まった海老焼売と肉焼売が4個ずつ入っています。
画像はイメージです。
料理長おすすめコースの中には、豪華な点心が含まれております。例えば、蟹爪焼売の上海蟹ソースかけなどの他にオマール海老やトリュフなどの豪華食材を使った点心があります。(コースの内容は時期や店舗によって異なります。)
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